5インチ、7インチそしてウェアラブルへ。androidの画面サイズに見る情報の保存・伝達手段の遷移

 前稿「私のandroid端末たち」でもご紹介しましたが、私のandroid環境は5インチのスマホと7インチのタブレットの2刀流です。サクッと検索したい時はスマホ、スカッと「資料」=「ほぼ漫画」を見たい時はタブレットという使い分けです。入っているandroidのバージョンも同じ、導入しているアプリの種類もほぼ同じ、違いはたった数インチの液晶画面の大きさだけなのですが、スマホで漫画を見ようとは思いませんし、タブレットで経路検索をしようとも思いません。街中でタブレットに向かって話しかけるのも何となく違和感があります…。

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5インチと7インチの間に潜む携帯性と可読性を分かつ仕切り線

5インチスマホ

  • スーツの胸ポケットに何とか収まります。
  • L版の写真(89 × 127)程度の大きさの情報が一瞥できます。
  • いわゆるメモサイズですね。
  • 7インチタブレット

  • スーツの横ポケットに何とか収まります。
  • 文庫本サイズ(105×148)程度の大きさの情報が一瞥できます。
  • いわゆる手帳サイズですね。
  • (androidではありませんが)8.9インチWindows 2in1 PC

  • 小型のボディーバックに何とか収まります
  • A5サイズ(148×210)程度の大きさの情報が一瞥できます
  • 付属のキーボードで何とか長文が入力できるぎりぎりのサイズですね
  •  こうして見ると、それぞれ携帯できるぎりぎりのラインで液晶の大きさが設計されていることがわかります。メモ帳で長い文書を読み書きするのがしんどく、1~2行のメモを取るのにわざわざ手帳を取り出すのが面倒なように、android端末も用途に応じて使い分けることができれば理想的です。

    バラエティー豊富なサイズ展開、そしてウェアラブルへ

     現在入手できるスマホのサイズは2.8インチ~7インチ、タブレットは5.7インチ~21.5インチと、実に豊かなサイズ展開となっています。2012年のNEXUS7登場以来、タブレットの価格も手ごろなものが増えてきました。2008年に世界初のandroidスマホが発売されて以来、たった4年で多様なユーザのニーズに対応できる程に市場が成熟したということでしょう。

     そして、腕時計型、グラス型のウェアラブル端末も登場してきました。特にグラス型は既存の「情報端末」の概念を一変する可能性を秘めています。記憶→紙→書籍→電子メディア→クラウドと、情報の保存・伝達手段は長い時間をかけて変化・成熟してきました。おそらくごくごく近い近未来に実現するであろうグラス型androidが映し出す仮想空間は、一体何を映し出しそして私たちの生活をどのように変えてくれるのでしょうか。日本での発売が待ち遠しい限りです。

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