思わず立ち止まって、写真を撮ってしまいました。奈良の大和郡山市の路上で見かけた「交通標語」です。奈良県の老舗学習塾さんが出されている看板広告なのですが、「何故、学習塾が交通看板?」、色々突っ込みどころ満載です。
学習塾の交通標語?
そして踏み出せ 合格ロード
「奈良県最大級の学習塾」KECグループさんの路上広告です。
奈良県内12か所に、全12種類の交通標語の看板を設置されているようです。
私が見つけたのはその内の一つ「大和郡山バージョン」のようですね。上記web上で紹介されているこれ以外の標語は、
受験勉強は十分に
うん、これもいいですね!「田原本バージョン」のようです。
に掲出され、全て異なる標語が掲載されているそうです!
ちなみに私が発見した看板は、奈良県道108号大和郡山広陵線の路上でして、
のですが、この看板のインパクトの前では、そんなことはどうでもいいことです(笑)。
何故この看板をご紹介しようと思ったかと言いますと、
が一番の理由であることは間違いありませんが、背後に子供と地域に対する深い愛情が垣間見られた気がしたからです。
ただ、思わず記事に取り上げてみたくなる「パワー」がこの看板にはありますね。
少子高齢化、消滅可能性都市…厳しい現状でできることは?
この看板を発見した奈良県大和郡山市ですが、昨今の少子高齢化の波と無縁ではありません。
人口が減少するだけでなく、2040年までに子供を産み育てる若年女性の減少率が50.3%減と「半減する」ことから、「消滅可能性都市」にあげられているほどです。
(参照)日本創生会議
http://www.policycouncil.jp/
奈良県最大の幹線である国道24号線沿いには、イオンやドン・キホーテなどなど華やかな商業施設>が軒を連ねていますが、一本路地に入ってみると、昔ながらの趣きを残した古い住宅街の中に空き家も目立ちます。駅前商店街も、夕方の18時を過ぎると閉まっているお店がぽつぽつ見られます。
「かつての賑わい」を取り戻すことは、ひょっとしたら難しいのかもしれません。
でも、せめて今の子供たちを暖かく見守り、事故のない安全な町を目指していけば、
「賑やかではないものの、住みやすい町」
にすることは可能なのかもしれません。
偶然見つけた「ただの面白看板」ですが、
に触れた気がして、ちょっとほっこりとした次第です。
KECグループさん、グッドジョブです!
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