前回の「Windows10のサインイン時に使用するアカウントをローカルアカウントからMicrosoftアカウントに切り替える」でWindows7からのアップグレード時に引き継がれるローカルアカウントをMicrosoftアカウントに紐づける手順をご紹介しました。
今回は、新たにWindows10上にユーザーアカウントを新規作成する時のアカウントの種類について整理してみたいと思います。
目次
Windows10の2種類のアカウント~家族と他のユーザー
Windows10の「ユーザーアカウント」には2種類の区分があります。「家族」と「他のユーザー」です。また、「家族」にも2種類あり「保護者」と「子供」に区分されています。
この内、家族アカウントを作成する場合は、Microsoftアカウントが必須となります(家族アカウントの作成途中でMicrosoftアカウントの新規取得も可能)。また、他のユーザーアカウントを作成する場合は、Microsoftアカウントの有無は任意です。
Microsoft アカウント | ローカル アカウント | アカウントの削除 | ||
---|---|---|---|---|
家族 | 保護者 | 必須 | 不可 | 不可、サインインのブロックは可能 |
家族 | 子供 | 必須 | 不可 | 不可、サインインのブロックは可能 |
他のユーザー | なくても可 | 可能 | 可能 |
ユーザーアカウントの種類とMicrosoftアカウントの関係をまとめてみると
家族(保護者)、家族(子供)、他のユーザー(Microsoftアカウント)、他のユーザー(ローカルアカウント)の関係を図でまとめてみました。
要するに、Microsoft曰く
・関連付け可能なアカウントとして家族(保護者)、家族(子供)、他のユーザー(Microsoftアカウントあり)の3種類を用意しました。
・Windows10内で透過的な運用は必要なく、Googleなどが提供しているwebサービスと同様個別認証でOKなら、「他のユーザー(Microsoftアカウントなし)=ローカルアカウント」を使ってください。
ということですね。ああ、ややこしい…。
「家族」か「他のユーザー」と、「Microsoftアカウント」か「ローカルアカウント」の組み合わせです。
結論2:子供用のアカウントが必要ない人は「他のユーザー」を選択。Microsoft提供のwebサービスの利用頻度が低い人もしくはMicrosoftアカウントを作りたくない人は、ローカルアカウントを選択することも可能。
ちなみに私は、OneNoteとOneDriveの使用頻度が高く、子供用のアカウントも必要ですので、家族(保護者)で運用していますので、必然的にMicrosoftアカウントが必須となります。
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