子どもに大人気の妖怪ウォッチ、我が家も例外ではなく、甥っ子経由でようやく手に入れることができました。「オークションに出せば、倍以上になるんじゃね」という悪魔の囁きには一切耳をかさず、子どもたちの喜ぶ姿に目を細めていたのですが…。
DX妖怪ウォッチの固体認識のギミックは
妖怪ウォッチをご存じではない方にとっては全く興味のない話かと思いますが、一応簡単に説明しますと、
という仕組みです。
メダルの背面には4行の突起部分があり、この部分で固体認識をさせています。派手にQRコードが貼られていますが、時計部分に光学的な読み取りセンサーはなく、別システムで利用するようです。
時計のスロット内に4列の凸凹可能なスイッチが配置されており、この部分をメダルの突起部分が通過する際にON・OFFが認識されるギミックです。4行×4列ですから、2の16乗で約4G枚のメダルが認識可能ということですね。
どんだけ売る気だ!買わされる身にもなって欲しい…。
実際には、制御用のコード部分もあるはずですから実数はもっと少なくなると思いますが、16bitを持ってきた時点で「売る気マンマン」ですよね。恐ろしい…。
「そうじゃないよ~」を連呼
さてさて、「開封の儀」などすっ飛ばして恐ろしい勢いで遊びまくっていた我が家の子どもたちでしたが、間もなく何やらトラブルが発生したようです。根気よくヒアリングしてみると、
という障害が発生している模様です。どうも非対応のメダルを挿入すると
「そうじゃないよ~」
と神経を逆なでするセリフを吐いてくれるようなのですが、かなりの確率で「そうじゃないよ~」が連呼されていました…。
妖怪「壊れかけのオルゴール」
早速障害の切り分け開始です。正常に動作しているメダルと、異常が発生しているメダルを分類させ、しげしげと眺めてみますと、
これはNG!かなりの確率で「そうじゃないよ~」になってしまいます。
ふむふむ、とすると時計側の凸凹スイッチの該当部分の動作に何か問題がありそうです。指で押してみると、他の3つのスイッチと比べて明らかに「戻りが遅い」。
バネかパンタグラフのようなもので弾性をもたせているのでしょうが、ここが原因のようです。パソコンでいうと、「キーボードが押し込まれたまま戻らない」状態ですね。妖怪「壊れかけのオルゴール」とでも申しましょうか、妖怪不祥事案件でいうところの、
完全な初期不良です…
めでたく初期不要交換終了!が…
親切な甥っ子がメーカー対応を引き受けてくれて、初期不良交換と相成りました。対応は早く、4日後には交換品が到着しました。再び狂喜乱舞する子どもたち。今度は機嫌よく動いているようです。よかった、よかった!めでたし、めでたし!
が、10分後…
「そうじゃないよ~」「そうじゃないよ~」
う~ん…2度目の初期不良?運悪く歩留まりの悪いロットに当たってしまったのか、まあ有り得る話ではありますが…超人気商品ですので、恐ろしいクレームになっているような気がします。
Google先生に「妖怪ウォッチ そうじゃないよ」で聞いてみると…、出るは出るは。がさつなうちの子どもの使い方に問題があったわけではなさそうです。市場に出回らない原因は歩留まりの悪さ?もしも私がこんな商品の担当者だったとしたら…。
頑張れ!バ○ダイさん!
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