先日のとある朝のこと。寝る直前に十分なバッテリー残量があったはずのASUS Zenpad Z370Cが起動しません。バッテリーの容量不足のようです。スリープ状態だったのに、たった6時間で90%以上放電してしまった?常駐ソフトの暴走?本体異常?バッテリーの限界?色々考えられるところではありますが、今回のトラブルは「OSが正しいバッテリー残量を誤認識していた」ことが原因でした。
ASUS Zenpad Z370Cに限らず、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などのバッテリーを持つ機器では常に起こりうる「トラブル」です。では、私のZ370Cに何が起こっていたのか?どうすれば解決するのか?についてご紹介したいと思います。
目次
突然のバッテリー切れ!私のZ370Cに何が起こっていたのか?
Androidのバッテリー監視アプリ「Battery Monitor Widget」のキャプチャー画面をご覧ください。
経過は以下の通りです。
時間 | バッテリー残量(%) | バッテリー電圧(mv) | 備考 |
---|---|---|---|
01:29:42 | 98 | 4337 | バッテリー残量98%で充電終了。充電ケーブルを抜いて、スリープ状態で就寝。 |
02:40:09 | 94 | 4229 | この後バッテリー残量が急低下し、シャットダウン状態に移行。 |
シャットダウン中につき7時間50分データ欠落 | |||
10:30:30 | 1 | 3418 | モバイルバッテリーを接続し10分ほど充電したところ無事起動。バッテリー残量が1%になっていることを確認。 |
13:40:15 | 100 | 4338 | そのままバッテリー残量が100%になるまで充電を続行 |
急激なバッテリー電圧の低下?何故?
上記経過より推測すると、
ということのようです。
「Battery Monitor Widget」のログでは、02:40:09前後に大量の電力が消費された形跡はありませんでしたので、今回のトラブルの原因は、
→バッテリー残量が1%と認識された
→強制シャットダウンが行われた。」
ということのようです。
何故急激にバッテリー電圧が低下したのか、もしくは低下したと誤認識したのかは定かではありません。先週は「40年ぶりの寒波到来!」で異様に寒い日が続きましたので、それが原因だったのかもしれません。
OSが認識しているバッテリー残量がずれている!ならキャリブレーションが有効!
ただ、Z370Cに限らず実際のバッテリー残量とOSが認識するバッテリー残量に矛盾が生じることは多々あります。
・気温などの外的環境が変化した
などの時によく現れるようです。
・バッテリー残量が急激に変化するようになった
などの症状が現れた時は、キャリブレーションが有効です。方法は至って簡単。
これだけです。最近のノートPCでは、電源ユーティリティーでキャリブレーション機能がついている機種もありますよね。
長時間の過充電・過放電には気を付けて
リチウムイオン電池は、ニッケル水素電池と違ってメモリ効果がありませんので、完全放電→完全充電の充電サイクルを日常的に行う必要はなく、むしろ過充電・過放電の方がバッテリーにダメージを与える構造になっているわけですが、今回のようなOS側でバッテリー残量の誤認識が発生している場合はキャリブレーションが必要です。
バッテリーを持つ新しい電化製品を買うと、「初めにお読みください」に「使用前に5時間程度充電してください」と書かれていますよね。大概我慢できずに電源入れてしまいますけど(笑)。これもキャリブレーションですね。
なるべく過充電・過放電の時間を短くするように時間のある時に実施するといいかと思います。また、「Bttery Monitor Widget」のようなバッテリー監視ツールを走らせていると、トラブル発生時と正常時の比較ができるためとても助かります。
それでは、快適なバッテリライフを!
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