先日駅の階段で転んでしまい、足の甲をひどく捻ってしまいました。何とか家までは歩いて帰れたものの、翌日になっても痛みがひかなかったので、近くの病院で診てもらったところ、踵骨前方突起骨折(しょうこつぜんぽうとっきこっせつ)と診断されました。受傷の経緯と診断の過程について書いてみたいと思います。
目次
階段踊り場付近で転倒!左足甲部に鋭い痛みがあるも…
ホームから改札に向かう階段の踊り場手前で足を踏み外し、左足小指の方向から外に捻るように転倒してしまいました。
左足甲部に鋭い痛みを感じたものの、少し休んでいると何とか歩くことができる程度にまで回復したため、そのまま帰路へ。普段の倍以上の時間がかかったものの、無事自宅に辿り着くことができました。
折れてる?折れてない?痛みは無いのにガタガタ震える真夏の夜
以前、同じような転倒で骨折した時は全く動けず、冬だったにも関わらず大量の脂汗をたらしながら、迎えの車を呼んだことがあります。
今回は、すぐに自分で動くことができましたので、何となく「骨折の可能性は低いかなあ」と楽観していました。時間外の救急で診てもらう程の怪我でもありませんし、明日の朝まだ痛かったら病院に行くことにして、その日は眠ることにしました。
寝苦しいほどの熱帯夜のはずなのですが、とにかく寒い!長袖・長ズボンに着替えて布団をかぶってガタガタ震えていました。悪寒ってやつですね。ちょっとやばいかも…。
翌朝病院へ、爽やかな青年医師がお出迎え
そして翌朝、自力での歩行が困難なほどに悪化していましたので、そのまま近くの総合病院へ。受付を済ませます。待つこと2時間…、ようやく名前が呼ばれました。土曜日の整形外科外来は、大混雑ですね。ヨタヨタと診察室に向かいます。

「よろしくお願いします!どうされましたか?」
担当医師は爽やかな好青年です。医師の第一印象って重要ですよね。それだけで、怪我が半分治った気分になります。
手短に受傷の経緯とこれまでの経過を説明して患部を診察してもらいます。
「ここ、痛いですかー」「こちらは、どうですかー」
ってやつです。
「取りあえず、レントゲン!」はもう古い?
一通り終わって、「次はレントゲンかなあ。移動しなきゃ。」と思っていると、おもむろに大きな機械が登場しました。どうやらエコーで患部を診察するようです。

「へええ、エコーで診るんですね」

「ええ、腱の状態とかは、レントゲンより良くわかるんですよ」

「上の方かなり腫れてますねえ。エコーで診る限り、腱の異常はなさそうですが、骨折の可能性が高そうなので、レントゲンを撮りましょう」
なるほど、昔は
「取りあえず、レントゲン!」
だったような気がしますが、今は先にエコーで診てレントゲン撮影の必要性を鑑別しているんですね。無駄な被ばくを減らす配慮があるのかもしれません。
放射線科に移動し、撮影の順番を待つこと30分…、ようやく名前が呼ばれました。整形外科が混んでると、放射線科も混んでるんですね。ふむふむ。
5ポーズ程手際よく撮っていきます。
ところで、足のレントゲンなのに、撮る瞬間息を止めてしまうのは私だけでしょうか?
待って、待って、待ちくたびれて、爽やかに言い放たれた病名は、「踵骨前方突起骨折」
無事撮影を終え、再び整形外科外来へ戻ります。待つこと30分…、ようやく名前が呼ばれました。次から土曜日に来るのは絶対やめよう。

「お帰りなさい!」
爽やか先生と爽やかベテラン看護師さんが、明るく出迎えてくれました。少し心のモヤが晴れます。「こういう何気ない一言と明るい空気が大事なんだよなあ」と、同じ接客業としてしきりに感心していると、

「やはり骨折ですね!」
爽やかに宣告されてしまいました。

「「踵骨前方突起骨折」といいましてね…」
「なんじゃ!そりゃあー!」
長くなりましたので、続きは次回にて…
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