今回は、GearBestさんよりレビュー用にご提供いただきました完全ワイヤレスイヤホン「HBQ – I7 TWS Bluetooth Stereo Double Headsets – WHITE」をレビューしてみたいと思います。
目次
激戦区の完全ワイヤレスイヤホン市場の背景
さて、本品「HBQ – I7 TWS」は、ワイヤレスのBluetoothイヤホン、しかも左右を結ぶ配線がないいわゆる「完全ワイヤレスイヤホン」と呼ばれるジャンルの商品になります。
本品「HBQ – I7 TWS」のレビューの前に、「完全ワイヤレスイヤホン」市場の背景について簡単に触れてみたいと思います。
完全ワイヤレスイヤホンのメリットとデメリット
2016年12月に発売されたAppleのAirPodsで注目を集め、2017年12月AnkerのZolo Libertyの登場で一気に価格帯が下がり激戦区となっている注目のジャンルです。
Bluetoothのワイヤレスイヤホン自体はかなり昔からあり、当ブログでもSONYのMDR-EX31BNを紹介していたりします。ただ、左右のイヤホン自体はwireで接続されているものがほとんどでした。「煩わしい配線からの解放」という意味では、完全ワイヤレスは理想形ではあるのですが、当然デメリットもあるわけで、
・本体とイヤホン間接続の切断および音の遅延
・バッテリー持続時間が短い
・紛失しやすい!
などなど、メリット・デメリットを勘案しつつコストパフォーマンスとの兼ね合いが難しいジャンルなわけです。
完全ワイヤレスイヤホンに求める基準が人によって大きく違う?
純粋に「いい音」を志向するなら本品のような「完全ワイヤレスイヤホン」は全く不向き。というか、多かれ少なかれ外音を拾ってしまうイヤホン自体が無理筋ですよね。なので、音質云々を語るのは論外。まずは、最低限のクオリティーの音質を、そこそこの時間、ストレスなく再生できれば、とりあえずはOKですかね?
後は、「coolさ(笑)」や「利便性」などがコストに見合うかどうかが判断基準となり、個々人によって閾値がかなり違ってくるような気がします。
私のワイヤレスイヤホン履歴は?
かく言う私は、本家のApple Airpodsの
と
は問題外、最初から視界にすら入らないレベルです。Zolo Libertyは悩みに悩んだ末、今年の2月に購入。まあ、そこそこ満足ではありますが、通勤時に持ち出すならSONYのMDR-EX31BNのノイズキャンセリング機能は捨てがたいですし、家の中で使うならTaoTronicsのTT-BH08が気軽で便利です。
では、「HBQ – I7 TWS」をレビュー!
見た目はアレです!AirPodsにそっくりです!
さてさてそんな背景の中でご紹介する本品「HBQ – I7 TWS」ですが、
外観は多くは語りません、AppleのAirPodsとそっくりです(笑)。
サイズと重量は、45.0 x 18.0 x 14.0 mm、9.20 g
いわゆる「耳からうどんがはみ出したcoolな形状」です。
耳との接続部分はかなり大きく、据わりが悪い感じがするのですが、不思議と安定しています。ジョギング程度の強度で頭を振っても落下する気配はありません。
本品「HBQ – I7 TWS」の外形は、「ほぼAppleのAirPodsと同じ」と言ってもいいくらい酷似しています(笑)。約1/10のお値段で入手できるのですから圧倒的にお値打ちです。
気になる音質は?
音は開放的で悪くはありません。いや、むしろいいかも!一般的なカナル型のイヤホンと違って閉塞感が全くないためストレスが無いのがワイヤレスのメリットを更に強調してくれます。また、音場も左右の幅が広く、独特の広がりを持って聞こえます。
遮音性はまるでないため、外音がそのまま聞こえます。精細なクラッシック音楽の鑑賞には明らかに不向きですが、そもそもそれは「完全ワイヤレスイヤホン」全体で無理筋です。素直に高級ヘッドホンで楽しんでください。
ただ、「遮音性が無いこと」が功を奏する場面ももちろんあるわけでして、ある程度交通量のある路上でも安全に使用することができます。
連続再生時間は?
バッテリーのもちはカタログ値の1.5H~2Hよりも少し悪くぎりぎり1.5H前後。通勤通学のお供として考えるなら、往復1回分ぐらいは無充電でもってほしいところではありますが、トータルで1.5H弱となると微妙なラインです。
また、前述したように、「遮音性がほぼ皆無」であるため、電車内の音声を盛大に拾いまくりますので、そもそも通勤通学時の使用には適さない商品かもしれません。
ちなみに、充電は1時間程度でほぼ満充電可能ですので、こまめに充電することは可能です。
ワイヤレスイヤホンの宿命である「音の途切れ」は?
また、本体ーイヤホン間、左右イヤホン間の接続の安定性(ブツブツ音が途切れることはないか?音の遅延はないか?)ですが、
本品を入手してから1週間ほど、通勤の満員電車の中、大阪の梅田、難波の雑踏の中などんのかなり条件の悪い場所で使い込んでテストをしてみました。
結論から言いますと、
ただ、これは私が持っている他のワイヤレスイヤホンでも同様で、本品の性能というよりはBluetooth接続自体の問題です。
ただ、切れるといっても一瞬で回復しますし、鼻歌交じりに街を闊歩する際のBGM用途として致命的なほど不愉快な切れ方はしません。
少なくとも、AnkerのZolo Libertyはもちろん、SONYのMDR-EX31BNやTaoTronicsのTT-BH08と比較しても、安定性に関してはほぼ互角でした。
まとめ
「HBQ – I7 TWS」のメリット
・安定性も他の製品と比較にならないほど悪いわけではない
・本家の1/10の2000円弱で購入可能
・本家とそっくりの外観(笑)
「HBQ – I7 TWS」のデメリット
・連続再生時間は1.5H弱
・「完全ワイヤレスイヤホン」なので音はやはり途切れる
用途は限定されるが、2000円弱という価格を考えればあり?
メリット・デメリットを書いてみましたが、これはおそらく本家のAirPodsにも少なからず当てはまるはずです。本品「HBQ – I7 TWS」の2000円弱の価格を考えれば、十分ありかと思います。少なくとも、
には十分使える商品かと思います。
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