禁煙外来受診後の1週間の準備期間を経て、いよいよ始まった本格的な禁煙初日は、
・喫煙に代わる新たな習慣
・喫煙に代わる新たな刺激(炭酸水と黒酢)
・身近な人たちの生暖かい監視
のおかげで、何とか乗り切ることができました!
が、新たな問題が…。
喉が、気管が、肺が、むず痒いんです!
禁煙補助薬チャンピックスの禁煙効果のおかげで、ニコチン中毒による喫煙の衝動は抑えられたようです。周到に準備してきた「禁煙のための作戦」も奏功し(?)、本格禁煙開始の初日は、「無事1本のタバコを吸うこともなく」終えることができました。このまま順調にいってくれればいいのですが…。
そして迎えた本格禁煙2日目の朝。初日と同様、「タバコを吸いたい!」という喫煙の衝動は感じません!
恐るべし、チャンピックスの禁煙効果、です!
ただ、喉から肺にかけての胸部全般に違和感が…。
もし取り外すことができるなら、
喉から肺まで隈なく掻きむしりたい
衝動にかられます。
と言えば伝わるでしょうか?これが24時間寝ても覚めても襲ってきます。ある意味、痛いよりもきついものがあります。
刺激を与えようと炭酸水を飲んでも、黒酢を飲んでも、原因は喉・気管・肺などのいわば空気の通り道なので効果は限定的です。
ただ、「むず痒いのが辛い」のであって、「タバコが吸えないことが辛い」わけではありませんでしたので、幸いにも禁煙は続行することができました。この「得体のしれないむず痒さ」の原因が禁煙にあることは明確でしたが、チャンピックスの効果で喫煙欲は全く起こりませんでした。
予定を早めて禁煙外来に相談
あまりにも辛いので、少し予定よりも早かったのですが、本格禁煙開始2日目に駆け込むように禁煙外来を受診しました。予約不要の病院だったので、急遽飛び込むことができて助かりました…。
2回目の禁煙外来で、
・禁煙自体は計画通り順調に進んでいる
・昨日(本格禁煙開始1日目)より1本もタバコを吸っていない
・喫煙欲もほぼなく、炭酸水や黒酢などでうまくやり過ごせている
・ただ、喉、気管、肺がむず痒くって仕方がない
旨申告し、症状が出ている喉や気管、肺の状態を診察してもらいました。目に見える範囲にはひどい炎症は認められないようでしたが、医師曰く、
顕著な痛みや息苦しさがないなら、長年の喫煙で喉・気管・肺に受けたダメージから回復しようとしている過程かもしれない
とのこと。正に先ほどの「治りかけの傷口のかさぶた…」のたとえの通りのことが、私の肺や気管支で起こっていたようです。
なるほど!悪い病気ではなさそうなので一安心!ただ、むず痒さは何とかして欲しい…。
医師曰く、
気管支の回復を助ける薬を出しておきましょう。麦門冬湯という漢方薬ですが、結構即効性がある薬なので、かなり楽になると思いますよ
とのこと。助かります!
というわけで、15日目以降に服用するチャンピックスと、今回新たに処方してもらった漢方薬(麦門冬湯)2週間分を貰い、2回目の禁煙外来は無事終了しました。
まだ、禁煙により節約できたタバコ代よりも禁煙外来で支払っている費用の方が高いので、「お得感」はありませんが、これからどんどん無駄な出費が減ってくるかと思うと楽しみです。
想定外の離脱症状!禁煙外来のメリットを早速実感!
過去2回の禁煙では、今回感じたようなむず痒い思いをした記憶はありません。
のだと思います。
喫煙歴が長くなればなるほど、禁煙時のニコチンやタバコ自体の離脱症状は大きくなり、今回私が経験したような「変調」を感じる人も少なくないようです。
このような体の変調に、「根性」や「自分の乏しい経験」だけで対応するのではなく、医師に診察してもらい適切なアドバイスをもらうことができる禁煙外来のメリットが早速現れた形になりました。
正直、禁煙外来にかからなかったら、今回の禁煙もかなり早い段階で挫折していた可能性が高いと思います。
新たな処方が奏功!
禁煙外来を後にして、早速新たに処方された漢方薬を服用したところ、確かに即効性があるようで、胸のむず痒さをかなり抑えることができました。
このまま喫煙によりダメージを受けた気管支の回復を待てばいいというわけです。理屈と過程がわかれば安心できますよね。
(続く)
「禁煙日記」カテゴリーページ
コメント