我が家の洗面所の照明をLEDシーリングライトに交換しましたー明るさと費用対効果は?

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我が家の洗面所兼脱衣所(約3畳)の蛍光灯が切れてしまいました。丸形の蛍光灯を交換することも考えたのですが、この部屋に設置していた照明は、40W+32Wのシーリングライト。3畳の部屋に72Wは相当オーバースペックです。いい機会ですのでLEDシーリングライトに交換してみることにしました。ワット?ルーメン?ルクス?どれぐらいの性能のLEDはが、洗面所件脱衣所には適切なのでしょうか?また、気になる費用対効果は?10年間のコストも比較してみました。

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ワット?ルーメン?ルクス?我が家の洗面所に適切なLED照明の明るさは?

照明が切れたまま放置するわけにもいきませんので、速やかに調査を開始しました。要求項目は以下の通りです。

・洗面所兼脱衣所ですので、それほど強い明るさは必要ない
・導入コストはできるだけ押さえたい
・ランニングコストが低ければ申し分ない
・せっかくなので、LEDを試してみたい
・調色、調光機能は必要ない

LED照明というと「お高い」イメージがありましたが、かなり安くなっていますね。これなら数千円で購入できそうです。ただ、LED照明の明るさはルーメン(lm)という単位で評価されており、従来の蛍光灯の明るさを判断する基準になっていたワット(W)とは全く互換性がありません。

考えてみれば当然で、ワット(W)とは電力の単位ですから、照明器具の明るさを直接評価できるわけがありません。

では、我が家の3畳の洗面所兼脱衣所に適したLED照明として何を選べばいいのでしょうか? 全く分かりません…。

明るさを表す単位であるルーメン(lm)とは、「照明器具が出すことのできる明るさの単位」です。従って、一つの照明器具は固有の値を持ちます。

それに対して、同じく明るさの単位であるルクス(lx)とは「照明器具などによって照らされた面の実際の明るさの単位」です。従って、ルクスは照明器具自体の明るさルーメンの値はもちろん、照明器具からの距離や角度によって変化します。

「アイリスオーヤマ LEDシーリングライト 小型 100W相当 750lm 昼白色 SCL7N」を勢いで買ってみた

えーい、面倒だ!ぽちっ

買っちゃいました(笑)

アイリスオーヤマ LEDシーリングライト 小型 100W相当 750lm 昼白色 SCL7N」です。

一応、選考の理由としては

100W相当の明るさと書いてある(笑)
消費電力が7Wととてもエコロジー
・失敗しても笑って許せる値段(2,000円台)

ま、一日中いる場所でもないし、「暗すぎて使い物にならなかったら納戸にでもつけるさ」という消極的理由です。2,000円台ですしね。750ルーメンという明るさが果たして我が家の洗面所に適切か否か。お勉強を兼ねて実験開始です。

小さい!あまりにも小さい!

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翌日届いた商品を見てびっくり、とてもコンパクトです!手の平に十分乗っかるサイズです。現在つけている照明がオーバースペックとはいえ、あまりにも小さすぎます!たとえ3畳間といえども、こんな小さな照明で大丈夫なのでしょうか?早くも失敗感が滲み出てきました。
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背面の取り付け部は、いわゆる「引っ掛けて回す」一般的なタイプで設置は楽勝です。
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気になる明るさは?

早速取り付けてスイッチオン!ん、明るい!
切れるまで放置していた40W+32Wのシーリングライトと比べると圧倒的な明るさです。ただ、明るさは主観的なものですのでスマホアプリを使って明るさを定量化してみました。

適正照度チェッカー

スマートホンの照度センサーを利用して照度ルクス(lx)を測定し、測定場所の照度が日本標準工業規格 JIS Z9110 照度基準に対して適正かどうかを判定してくれるソフトです。もっとも、スマートホンの照度センサーの精度やソフト自体の精度もわかりませんのであくまで目安ですが、少なくとも他の部屋との相対的な評価はできるかと思います。

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照明直下、床から1m、天井から1.5m

照度277lx、適正照度チェッカーの判定「照度がやや高いです

洗面所に設置したLEDシーリングライト直下での照度。照度はやや高い。少なくとも暗すぎるという心配はない。

洗面所に設置したLEDシーリングライト直下での照度。照度はやや高い。少なくとも暗すぎるという心配はない。

鏡台の位置(照明直下からの角度約20度、床から1m、天井から1.5m)

照度114lx、適正照度チェッカーの判定「照度は適正です

最も常用する鏡台前での照度。照明直下と比較すると半分以下の照度だが、洗面所としては適正な照度が出ている。

最も常用する鏡台前での照度。照明直下と比較すると半分以下の照度だが、洗面所としては適正な照度が出ている。

部屋の最も端(照明直下からの角度約30度、床上、天井から2.5m)

照度48lx、適正照度チェッカーの判定「照度がやや低いです

洗面所の隅の床の上での測定。この場所が活躍することはないが、照度は「やや暗い」に留まった。

洗面所の隅の床の上での測定。この場所が活躍することはないが、照度は「やや暗い」に留まった。

(参考)別部屋の40W+32Wのシーリングライト直下、床から1m、天井から1.5m

照度499lx、適正照度チェッカーの判定「照度が高すぎます

6畳間に設置している40W+32Wの丸形蛍光灯シーリングライト直下の照度。500ルーメンと1.5倍程度の照度が出ているが、居間用の照明としては明るすぎるようだ。

6畳間に設置している40W+32Wの丸形蛍光灯シーリングライト直下の照度。500ルーメンと1.5倍程度の照度が出ているが、居間用の照明としては明るすぎるようだ。

気になるコストは?初期投資を回収できるまでの期間は?どれぐらいお得なの?

今回の LEDシーリングライトは2,160円で購入しました(@Amazon)。消費電力が72Wから7Wと大幅に少なくなりましたので、電気代が安くなるのは間違いないのですが、どれぐらいの期間で初期投資の2,160円を回収できるのでしょうか?また、10年後の累計コスト差はどれぐらいになるのでしょうか?以下の条件で計算してみました。

・1日平均1時間点灯するものとする
・40+32型の蛍光灯を3年に1回、1,000円のものと交換するものとする
・電気の単価を1wh当たり0.2283円とする(2015年12月現在の我が家の電力単価より計算)

結果は、

2年強でコストが逆転し、10年経過時点では蛍光灯と比較して
7,236円お得!
2年強で累計コストは逆転し以降LEDの方がお得になる。10年間の累計では7,236円もお得に。

2年強で累計コストは逆転し以降LEDの方がお得になる。10年間の累計では7,236円もお得に。

10年で7,000円強ですから、正直「そんなもんか~」という感じではありますが、今後死ぬまで蛍光灯の交換作業から解放されると考えると十分納得です。

まとめ

計72Wの蛍光灯シーリングライトと比較して、

・照度約60%(洗面所としては適正照度)
・消費電力約10%
体感的な明るさも問題なし
・10年間で7,000円強お得

期せずして、我が家の洗面所に丁度いい照明になりました。しかも、2,000円台で、電気代が1/10、定格寿命が40,000時間ですから、1日1時間程度点けるとして約110年!間違いなく私よりも長生きしてくれそうです(笑)。

2018年9月追記
白熱電球(定格寿命2,000時間)や蛍光灯(定格寿命12,000時間)と比較して圧倒的に寿命の長いLED(定格寿命40,000時間)ですが、これはあくまで電球の寿命を理論的に比較した目安に過ぎません。高温多湿な環境下で稼働している場合は、電球部分以外の基盤が壊れて使えなくなった機種もかなり多くあるようです。本機種、「アイリスオーヤマ LEDシーリングライト 小型 100W相当 750lm 昼白色 SCL7N」は、購入後2年半経過後の2018年9月現在、未だ光量も十分で壊れる気配はありません。いい機種だと思います。

とてもいい買い物ができましたので、味をしめて最近へたり気味のリビングのシーリングライトもLEDに換えてみたいと思います。洗面所と違ってリビングの照明は重要度が高いので、今度は慎重に選んでみました(笑)。結果はまた次回ご報告したいと思います。

私は昼白色を選びましたが、洗面所や脱衣所なら電球色の方がリラックスできていいかもしれません。

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