「Windows10にアップグレード後日本語入力ができなくなった」時の対処方法

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 昨日、「Windowsアップグレード後日本語入力がきなくなった」旨のコメントをいただきました。仕事ができない状態とのことでさぞやお困りのことと思います。
 詳しいヒアリングができていませんので、正確な対処方法をお伝えすることはできないのですが、一般的な問題としてこのような症状が出た際のチェックポイントを考えてみたいと思います。

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考えられる可能性は3つ

 今回は、「Windows10アップグレード後」の障害ということですので、キーボードの物理的な故障の可能性は除外します。

 この場合、考えられる可能性は3つあります。

 1.キーボードレイアウトが「日本語キーボード」になっていない
 2.日本語入力可能なIMEが設定されていない
 3.キーボードのドライバーが「101キーボード」などの非日本語キーボード用になっている

キーボードレイアウトとIMEの確認方法

・「設定」→「時刻と言語」→「地域と言語」の順にクリックします
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・「国または地域」が「日本」、「言語」が「日本語 Windowsの表示言語」になっていることを確認します。
・「日本語 Windowsの表示言語」をクリックし、「オプション」をクリックします
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・「キーボードレイアウト」が「日本語キーボード(106/109キー)」になっていることを確認します。
・「キーボード」が「Microsoft IME 入力方式エディタ」になっていることを確認します
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・ここが上記以外の表示になっている場合、それぞれ「レイアウトを変更する」「キーボードの追加」ボタンをクリックし、設定を変更します。
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キーボードドライバーの確認方法

・「Windowsボタン」を右クリック→「デバイスマネージャー」をクリック→「キーボード」の左側の「>」印をクリックします
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・この部分の表記はお使いのPCによって異なりますが、例えば「101キーボード」などが設定されていると、「半角/全角」キーが認識されない可能性もあります。
・「ドライバーソフトウェアの更新」からお使いのキーボードのドライバーをインストールしてください。
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・どのドライバーをインストールしていいかわからない場合は、積極的にはお勧めはしません(メーカーに問い合わせるのが確実だと思います)が、標準の「日本語PS/2キーボード(106/109キーCtrl+英数)」をインストールするとうまくいくケースもあります。

急場しのぎのスクリーンキーボード

 上記設定が問題ないにも関わらず、日本語入力ができない場合の急場しのぎの手段として、スクリーンキーボードがあります。

・「スタートボタン」→「すべてのアプリ」→「Windows簡単操作」→「スクリーンキーボード」をクリックしてください。
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・「デスクトップモード」でもタブレット用のスクリーンキーボードを使うことができます。
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 根本的な解決方法ではありませんが、これで急場をしのぎつつ、キーボードドライバーのダウンロード、Google日本語入力等ほかのIMEのインストールを行ってください。

新しいOSにはトラブルがつきもの

 新しいOSの登場直後はドライバーの互換性や設定方法の違いによる問題が多発します。特にアップグレードの場合は環境依存の度合いが強いため、対応方法も多岐にわたり試行錯誤が必要です。

 今回は、取り急ぎ基本的な項目の確認方法をご紹介しました。少しでもお役にたてましたら幸いです。

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