奈良の路上で見つけた積徳運転

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先日奈良市内を歩いているとふと目についた横断幕。「積徳運転」

積徳運転?徳を積む?

初めて見る言葉です。あまりに徳を積み過ぎたのか、文字の一部が欠けてはおりますが、意味は瞬間的に分かるという極めて優れた標語です。

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凝った交通スローガンは多々ある中で、「積徳運転」とはまたシンプルな

「スピード注意」「飛び出し注意」「飲んだら乗るな!」

のような注意喚起・禁止事項の確認的な交通スローガンなら沢山見てきましたが、
積徳って、徳を積め!ですよね。ちょっとびっくりです。

一見運転とは何の関係も無いように思えますが、

注意深く走って一徳、車間距離を広めにとって一徳、スピード控えめで一徳、などなど…

広い穏やかな心を持って運転することで徳を積んでいきましょうということなのでしょうか。

業(カルマ)だらけの関西人ドライバー(私だけ?)

考えてみれば、路上の運転は必ず他車や歩行者が存在するわけですから、自分の業(カルマ)を全面に押し出す人達だらけでは、大混乱するわけです。

かく言う私もその傾向があるのですが、普段は温厚で大人しい人でも一度ハンドルを握ると、「おらおら怪獣」に変身する関西人は多いようです。

例えばいきなり割り込んでこられたりすると、

「おらおら、どこに目ぇつけて運転しとんじゃ!ボケぇえ!」

どうでもいいことですが、激情した関西人が発する下品な関西弁では「目」は「目ぇ」となります。「ボケぇえ」も同様ですが、最後が「え」で強調されている分激情の度合いが強いと言えるでしょう。

また、無意味に煽られたりすると、

「おらおら、ケツにびた付けしくさって、このガキィい、急ブレーキ踏んでフロントガラスぐちゃぐちゃにしてかましたろか!ボケカスぅう!」

また全くどうでもいいことですが、この場合の「ガキィい」は「ガキの遣いやあらへんで」のガキの末尾に、穏やかではない感情を表す関西独自の接尾語がついた形になります。女優のガッキーとは全く無関係であることは言うまでもありません。

他人の業(カルマ)を回避するだけで徳が積めるなら大得ですよね?

運転中のヒヤリ・ハット系の出来事は、命がかかっているだけに思わず本性が出てしまいがち(笑)ですが、そんな時こそ積徳運転。乱暴な運転をするドライバーは業(カルマ)を増やして、自分は大人しく回避して徳を積む。長い目で見れば大得だと思えば、少しは腹が立つのも抑えられるような気がします。

短気な関西人気質をなだめる標語としての積徳運転。東京はもちろん大阪など他の関西の地域でも見たことがないのですが、奈良ならではの優しいスローガンですね。
イライラ運転が続いている皆さんの一服の清涼剤になれば幸いです。

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