1日10杯のコーヒーを飲む私の珈琲遍歴

 初めまして。コーヒー無しでは生きていけないligamapです。1日10杯は飲んでいます。「そんなに飲んで胃がおかしくならない?」「夜寝れなくね?」「キショ」などなどまわりからは好気の目で見られておりますが、いたって健全かつ健康です。お気に入りの喫茶店で頂くコーヒーも大好きなのですが、インスタントでも全然OKです。コンビニコーヒー、缶コーヒー、all welcomeです。きっと、私の体の7割はコーヒーでできているのではないかと。

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コーヒーデビューは16歳、コーヒーは甘くておいしいジュースに非ず

 そんなコーヒーloverの私の本格デビューは16歳の時でした。ふらっと立ち寄った喫茶店で、当時大好きだったレモンスカッシュではなく、「ホットコーヒーをください」とちょっと格好をつけて口にしたのが運命の始まりでした。格好つけついでにブラックで頂くことに。「なんじゃ、こりゃー!」体中にドーパミンやら何やらが駆け巡り、頭の中で鯛や平目が舞い踊る。「コーヒー=コーヒー牛乳=甘くておいしいジュース」という認識だった当時の私にとって、コーヒー専門店のブラックコーヒーは全く未知の飲み物でした。

 MJB珈琲上本町店、残念ながら今は店を閉められているようですが、かなり本格的なコーヒーがお手軽なお値段で頂けるお店でした。デビュー戦のお店には大変恵まれたようです。「七色のコーヒー」というメニューがあり、ブレンド、ストレート、ウインナーコーヒーなどのアレンジコーヒーを日替りで楽しめました。淀屋橋店は現在でも営業されており、今も当時と変わらない雰囲気を味わえます。

2度目の衝撃、苦味と甘味ののグラデーション

 こうして始まった私のコーヒー道ですが、またまたふと立ち寄った喫茶店で大きな衝撃を受けることになります。「酸っぱくないモカ」「一口めの透明な苦味が次第に甘味に変わる心地よさ」、ずっぽりはまりました。焙煎の深さによってダイナミックに変化する味と香り。ストレートコーヒーですら、複雑なハーモニーを奏でてくれるわけですから、ブレンドコーヒーに至ってはもはや小宇宙です。それぞれの豆の特徴や焙煎具合、ブレンドの狙いなどのお話をうかがう度に、目からうろこがポロポロ。

 京都三条河原町の六曜社地下店。あまりにも有名な老舗店ですが当時は知る由もなく、マスターから豆の種類や焙煎方法の手ほどきを受け、コーヒー道第2章「深遠なる焙煎の世界」に突入したのでした。

深遠なる焙煎道、白煙と飛び散るチャフの先には…

 「銀杏煎り機」と初心者でも成功しやすいブラジルの生豆を買い求め、自宅でパチパチ自家焙煎を始めました。
が……

視界を遮る白煙
散乱するチャフ(生豆についている薄皮)
そして何よりも安定しない味

 何度もめげそうになりましたが、それなりに個性的な(笑)コーヒーを淹れることができ始めた矢先に

「大家ストップ」

 当時私が住んでいたアパート中にコーヒーの香りが蔓延してしまい、クレームかついたようです。お詫び行脚の末、私の焙煎修行は2ハゼの音を聞かないまま終焉となりました。

 その後、イライラMAXのシステムエンジニアという職を選んでしまったこともあり、この「魅惑の暗褐色の液体」は無くてはならない相棒となりました。隙間だらけのアパートからも脱出できましたので、挫折した自家焙煎も再開したいなと思っています。徒然に更新していきますので、きままにおついあいいただればうれしいです。

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