大手コンビニのコーヒーを飲み比べてみました~2014年夏ホットコーヒー編~

 今年の夏も暑いですね。外はうだるような暑さでも、オフィスの中は程よく冷えていて、長時間座っていると熱いコーヒーが無性に飲みたくなりませんか。お昼休みの帰りに喫茶店に立ち寄って一服するのもいいのですが、懐事情が寂しい私のようなサラリーマンには、毎日そんな贅沢は許されません…。

 そんな私の強い味方がコンビニコーヒーです。昨年セブンイレブンが最初に手がけて以来、累計5億杯売り上げたとか。各社追随して全国展開し、今や大概のコンビニで、おいしいコーヒーが手軽にいただけるようになりました。

 先頭を走るセブンイレブンに追いつけ追い越せとばかりに、各社とも個性的なコーヒーをラインアップしてきています。そんな大手コンビニメーカーのコーヒーを飲み比べてみました。今回は、ホットコーヒー編です。各社名称が異なるのですが、最もシンプルなコーヒーを砂糖ミルクなしでいただいた個人的な感想を綴ってみました。

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セブンイレブン

 すっきりしたコーヒーですね。香りもそれほど強くなく、コーヒーが苦手な人でも飲めるように配慮されているのかもしれません。

 一口目、程よい酸味と苦味が特徴的です。甘味もそれほど強くなく、やはりすっきりしたコーヒーです。酸味、苦味、甘味、香り、それぞれの好き嫌いを吸収するような、万人向けの味です。
 温度が下がっても、酸味が強調されるでもなく安定した一杯です。コーヒー好きはもちろんコーヒーが苦手な人でもすっきりと飲めるコーヒーだと思います。

コク★★
香り★★
苦味★★★
酸味★★★
甘味★★★

ローソン

 ふたを開けた瞬間から甘い香りが漂います。深く焙煎された香ばしい香りではなく、酸味を想像させる控えめの甘い香り。個人的には大好きです。

 一口目、香りから想像される酸味はほとんどなく、程よい苦味とじわりと口いっぱいに広がるさわやかな甘味。苦いだけ、甘いだけのコーヒーではなく、一口目からブレンドコーヒーならではの豊かなな味わいを楽しめます。

 温度が下がってくると、当初の甘味がやや酸味に変化し、苦味が強調されてきます。「ウチカフェスイーツ」を展開されているローソンなので、温かいうちはデザートに良く合う爽やかさを、温度が下がった食後にはしっかりとした味を計算してブレンドされているのかもしれません。

コク★★
香り★★★★
苦味★★
酸味★★
甘味★★★★

ファミリーマート

 深煎り豆の香ばしい香りが、ほのかに漂います。

 一口目、エスプレッソらしいすっきりとした苦みが口に広がります。酸味はほとんど感じません。キレのいいコーヒーです。しばらくたつと、最初感じた苦みが上品な甘みに変化します。温度が下がると、苦みが薄れて甘味が前面にでてきます。深煎りの上質なモカのような風味で、何とも贅沢な一杯です。これが100円で気軽に頂けるとは…いい時代になったものです。

コク★★★★
香り★★★
苦味★★★★
酸味★★
甘味★★★★

サークルKサンクス

 香ばしい豊かな香りが漂います。
 一口目、強い苦味とコクが口に広がります。酸味はほとんど感じません。後味はほのかなな甘み。コクが強いため後味はそれほど長くは続きません。It’s a strong coffee.という感じです。しっかりとしたコーヒーが飲みたい時は、どんぴしゃだと思います。温度が下がると、苦みが少し薄れて甘味が勝ってきます。よく計算されたブレンドだと思います。ただコクが相変わらず強いため、コーヒーが苦手な人には厳しいかなと思います。睡魔に襲われる午後のひととき、重要な会議前に飲むとすっきりとさせてくれそうな一杯です。

コク★★★★
香り★★★★
苦味★★★★
酸味★★
甘味★★★

感想

 星の数はあくまで私の感想です。ブレンドコーヒーはバランスが命ですから、「星の数が多い=おいしいコーヒー」というわけではありません。個性豊かなコンビニコーヒーの特徴を私なりに評価してみようという趣旨ですので、その点ご了承ください。

 今回飲み比べてみたコーヒーの中で、「今いちやな~」と感じたものはありませんでした。値段は100~180円、もう驚くしかありませんよね。

 正確な統計データを紐解いたわけではありませんが、喫茶店の数よりコンビニの数の方が圧倒的に多いと思います。しかも、24時間開いてたりしますしね。想像以上に各社こだわりを持った味作りをされており、選択肢が増えたことはとても喜ばしいことです。コーヒー好きにはたまらない時代になったものだなあと思います。

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珈琲
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