4時間弱の苦行の末、踵骨先端突起骨折という診断名をいただき、シーネ固定&松葉づえ2本。あとはおとなしく1か月ほどを過ごせば、骨もついてくれるはず。怪我は不幸な出来事でしたが、折れてしまったものは仕方がない。プロである医師の処置を受けた以上、あとは粛々と医師の指示に従うしか、私にできることはありません。幸か不幸か、4年前にも足の骨折を経験していますので、松葉づえの扱いにも慣れています。しばらくは、怪我をした左足に体重を乗せることはできませんが、まあ何とかなるでしょう。
固定も終わって、後は治るのを待つだけの簡単なお仕事です?
さあ、しっかり治すぞ!
やや晴れやかな気分で病院を後にしました。
が、あ、暑い!
確かに、松葉づえの扱いには慣れています。病院内でも軽やかに移動できました。が、一歩外に出た瞬間のこの暑さは一体何なんでしょう!数歩歩いただけで、汗が噴き出してきます。
思えば4年前は、冬でした…。
医師がギプス固定を躊躇したのもうなずけます。これは、これは、無茶苦茶きっついですわー。少し歩いただけで、目に汗が入って涙が滲み、あごからは汗だか涙だかよだれだかよくわからない液体がしたたり落ちます。
STOP!脱水症!
水分補給用のペットボトルと、シャツの着替えは必須ですね。週明けからスーツで会社いけるかしら?
いたるところに陥穽ありの我が道、ママチャリ魚雷に後方からロックオンされる?
4年前にも感じましたが、こうして怪我をして、松葉づえで文字通り一歩一歩踏みしめるように歩いていると、
「世の中、平らな道なんてないんだなあ」
としみじみ思います。
といっても、抽象的な教訓的なお話ではなく、本当にデコボコだらけなんですよね、道路って!凸ってたり、凹ってたり、斜めってたり、とにかく歩きにくいことこの上ない。普段は、おそらく膝の関節あたりが吸収してくれているんだと思いますが、松葉づえになると微妙な高低差でも体がぐらつきます。
無邪気に走り回る子供たちも、普段なら
「元気に走れ!少年たち!未来は君たちのものだ!」
などと微笑ましい気持ちになるのですが、怪我をした今はただただ恐怖の対象です。
無表情のまま歩道を爆走するママチャリは、怪しい魚雷にしか見えません。さすがにロックオンはされていないと思いますが(笑)、ニアミスはしょっちゅうです。後ろからチリンチリンとベルで「威嚇」でもされようものなら、
「右?左?止まるの?進むの?ど、どないせえっつうんじゃあ!」
撃沈されないことを、ただただ祈るばかりです…。
粛々と医師の指示に従って、1か月間患部を固定することは…、難しいかもしれません。前途多難です…。
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