ジュピターコーヒーのストレート豆「トラジャ」を購入してみました。ジュピターさんではトラジャはストレートとブレンドの2種類があるのですが、今回はストレート豆で。かつて「幻のコーヒー」とまで言われた銘品の味を純粋に楽しんでみました。
「幻のコーヒー」トラジャとは?
トラジャはインドネシアのスラウェシ島で栽培されたコーヒー豆。良質のアラビカ種で、第2次世界大戦前はオランダ王室御用達のコーヒーでした。気候に恵まれたごく一部の地域でしか栽培できない「幻のコーヒー」です。
さすが「幻のコーヒー」だけあって少々お高く、200gで800円(税抜き)です。
店頭ポップの表示は
上品な香りとソフトな苦味の高級品のコーヒーです。
チャートによると、「苦み・コク・酸味がに特徴あり、甘みは控えめ」のようです。
豆の見た目の特徴は、中煎りの大きめの豆で、「苦みに特徴あり」とは感じられない浅めの焙煎具合です。また後述しますが、ミルにかけた瞬間から信じられない程の豊かな香りが部屋中に漂います。
今回は少し粗目に挽き、贅沢に淹れてみました。ではいただきます!
ストレート豆とは思えないほどの立体的な味、部屋中に広がり消えない芳醇な香り
まずは、浅煎り豆特有の「酸い甘い」強烈な香りに驚かされます。
一口目、口の上部に感じる酸味と下部に広がるほのかな苦み、そしてその後口の中で立体的に広がる豊かなコク、更に飲み終わってから感じるほのかな甘み。また、温度が下がると酸味と苦みが和らぎ上品な甘みが楽しめます。
トラジャの味は立体的です。
そして何よりもトラジャの特徴は「強烈」と言ってよいほどの豊かな香りです。コーヒーを淹れるとコーヒーの香りが部屋中に漂い、幸せ空間が出来上がるのですが、しばらくすると鼻が慣れてきてそれ程香りを感じなくなります。しかし、このトラジャは鼻が慣れてくれません(笑)。酸い甘い独特の香りがしばらく部屋中に残ります。これ程強い香りのコーヒーは初めてです。
強力な香りと立体的な味。ストレートコーヒーでこれほど不思議な体験ができるとは…、さすが「幻のコーヒー」ですね。
今回もとてもおいしく頂きました。ご馳走様でした!
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