【禁煙日記その8】禁煙初日!喫煙衝動を抑えることはできるのか?チャンピックスの効果は?

禁煙外来を受診してからちょうど1週間。禁煙補助薬のチャンピックスの力を借りて生涯3回目の禁煙チャレンジを開始したわけですが、禁煙準備期間の1週間も終わりいよいよ本格的な禁煙のスタートです!今日からタバコを吸うことができません。禁煙初日の喫煙衝動を抑えることはできるのでしょうか?禁煙日記、本格禁煙初日の巻です。

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いよいよ迎えた本格禁煙1日目!

いよいよ禁煙開始の朝を迎えました!過去2回の禁煙チャレンジでは、

・吸いたくても吸えないジレンマ
・襲い来るニコチン離脱症状

などなど、耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ日々でしたが、今回は禁煙補助薬のチャンピックスがいます!禁煙準備期間の1週間で、1日30本強の本数が一気に半減しました!この調子で何の苦労もなく禁煙できればいいのですが…。

起き抜けの1本の代わりに朝食の準備

起床後、

「意識半ばの靄のかかった頭を覚醒させるべくタバコの火をつける」

かわりに「台所のケトルに火をかけ」モーニングコーヒーを淹れる準備を開始します。チャンピックスは毎食後の服用ですので、一刻も早く服用するために家族が起きるのを待たずに自分で朝食の準備を始めます。

朝ごはんの準備なんて何十年ぶりかなあ。そもそも朝ごはん自体食べないことが多かったのでかなり新鮮です。

何故に朝ごはんの話ごときを長々と書いたかといいますと(笑)、

これも禁煙成功のための作戦のひとつ

でして、

・チャンピックスの副作用の一つである胃腸障害を回避するために、毎食しっかりと食べる

・朝ごはんを食べるだけなら、パンでもかじれば事足るわけですが、敢えて「朝食を作る」という新しい習慣を、「朝一タバコ」の代替えとして定着させたい。

・禁煙というイレギュラーなストレスを、規則正しい食生活というレギュラーな習慣で押さえつけたい

喫煙に代わる新たな習慣を作るべし

というわけで、禁煙準備期間中に実感した「習慣化した喫煙」の壁を打ち破る「禁煙のための作戦」

【作戦その1】しっかりとチャンピックスを服用するべし!

【作戦その2】喫煙に代わる新たな(健康的な)習慣を作るべし!

を、早速えぐるように実践してみた(笑)わけですが、見事に成功!

「朝ごはんを作る」と言っても、「納豆卵かけご飯」と食後のコーヒーだけなんですけどね…。10分程度の文字通り「朝飯前」の作業ですが、普段キッチンに立たない私には妙に新鮮で、タバコを吸えないイライラを感じる間もなく朝一番のチャンピックスを貪ったのでした(笑)。

本格禁煙開始の8日目からは、1錠の成分量が1mgと更に倍になります。副作用を防ぐためにも、毎食規則正しく食べることが理想です。

チャンピックスの作用機序が、

脳内のニコチン受容体に先に結合することによって、ニコチンへの欲求を減少させる

というものですから、チャンピックスの血液濃度を一定にするためにも、副作用である胃腸障害を少なくするためにも、食事はできるだけ規則的にしっかりと取りたい、そしてそれを習慣にしたい、というわけです!

知恵と工夫とチャンピックスで喫煙習慣を超える!

次の関門は、「駅近くの喫煙所」です。パブロフの犬ではありませんが、喫煙の意欲があろうとなかろうと、「かの喫煙所」を見ると無意識の内にタバコを探してしまうという強敵ですが…、

あっさり突破!

過去の禁煙チャレンジの際に痛感した、禁煙時のニコチン離脱症状の壁として立ちはだかる「3の法則」というものがありまして、

3秒の壁いわゆるチェーンスモークへの衝動
3分の壁まったり喫煙(スマホを見ながら?)への衝動
30分の壁レギュラー喫煙への衝動=ニコチン離脱症状の始まり
3時間の壁通常時の我慢の限界=ニコチン離脱症状の最初のピーク
3日の壁体からニコチンが完全に抜ける=ニコチン離脱症状のMAX?
3週間の壁ニコチン離脱症状が治まる
3か月の壁完全禁煙達成?

実は、睡眠時間を3時間以上とっている人なら、禁煙の意思があろうと無かろうと、朝一番の起き抜けの際は、最もしんどい「3秒の壁」から「3時間の壁」は毎日突破しているんですよね。

最もしんどい最初の3時間は寝てやり過ごすべし!

ですので、「朝一番の起き抜けの一本」さえ我慢できれば、次の壁である3日まではすんなり通り過ぎることができるはず。これが、次の「禁煙のための作戦」、

【作戦その3】禁煙は朝一番から開始して、最もしんどい最初の3時間は寝てやり過ごすべし!

【作戦その4】「朝一番の一本」だけは何が何でも阻止すべし!

まんまと奏功です。もちろん、チャンピックスの効果が大きいのだとは思います。しかし、全て薬に頼りっきりにするのではなく、ちょっとした工夫を積み重ねることで、「自分の意思で禁煙している」という実感を持つことができ、自信につながると思います。禁煙外来での禁煙プログラムが終了する3か月目以降は、自分の意思で生涯禁煙を続けていかなければいけないのですから。

次の壁は刺激と習慣

その後、禁煙補助薬チャンピックスの効果と画期的な「禁煙のための作戦」のおかげで(笑)、喫煙衝動は完全に抑えることができたのですが、刺激への衝動・手持無沙汰、への対応が必要になります。つまり、

・強烈なタバコの煙に代わる刺激を体が欲する
・今まで、喫煙のために使っていた時間をどのようにして過ごすのか

について乗り越えていく必要がありますが、これもかなり厄介な問題です。
(続く)
 

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